経営戦略 |
いよいよ紅葉が見ごろです!
ご近所の秋篠寺もボチボチ色づいてきてます。
そんな中、昨日は毎月恒例の「行政書士有志学習会」へ。
お題は、「ランチェスター経営戦略」。
経営に関しては、付け焼刃ですが、開業前に多少独学で勉強していました。 勉強しているうちは、なるほど、と思えることも多かったのですが、実際に経営を始めると、思うようにそれが実践できなかったり、すっかり忘れていたり・・・。
そういうこともあって、初心を思い出す良い機会にもなりました。 まあ、まだ新人なのですが・・・。
ランチェスター経営戦略は、市場で1位を占める企業以外を「弱者」と位置づけ、その市場で大半を占める「弱者」がいかに生き残っていくか、に焦点を当てた考え方、弱者が強者に勝つ方法です。
そして、最終的に目指すのは「No.1」です。
ただ、この「No.1」というのがミソで、別に業界No.1とか、日本一を目指す、ということではありません。 もちろん志は高く持っていいと思いますが、現実問題として、特に個人事業でやっていくとなると、やはり限界があります。
では、ここでいう「No.1」とは何か。 これは、「STPマーケティング」という考え方からくるものですが、この「STP」とは「S」、「Segmentation=市場の細分化」、「T」、「Targeting=顧客(市場)の決定」、そして「P」、「Positioning=差別化の認知」を意味します。 例えば、「石けん」を商品とするなら、その中でも、売る相手を「女性」にしぼり、さらに、少し「年配の女性」へしぼる。また、販売地域も近畿圏のみ、もっとしぼっても良いかも知れません。そうして、自社製品の「価格」であったり「品質」に関するイメージを、対象顧客に認知してもらう。
つまり、業界1位のような大企業のように潤沢な資金と労働力による「物量作戦」はもちろんできませんので、もっと狭い地域、狭いジャンル、他社が目をつけていない部分に入り込み、そこで「No.1」を目指すというものです。
では、なぜここまで「No.1」を目指すのか。 「2位じゃダメなんですか?」という名台詞が頭をよぎりますが、やはり、1位と2位とでは顧客に認知される度合いが全く異なるからです。 様々な物事において、1位が何か(誰か)は知っていても、2位以下がどうなっているかは分からない、というか、そもそも興味もない、ということってありませんか? もちろん、個人的にファンなんだ、というものについては、「総合」で何位であろうが、その人にとってはよく知るものであるでしょう。そして、そのものは、少なくとも「その人」の中では「No.1」なわけで、これも、上述の例の1つになると思います。
このように、ニッチな部分をついて、そこで「No.1」を目指す。 これが「弱者」の生き残る道だということですね。
業種や状況によって、多少の差異は出てくるでしょうが、考え方としては当てはまる部分が多いと思います。 また、改めて動き出したいと思います。
そういえば、以前に報告していた、在留資格更新の件、無事に希望通りで更新ができました。 依頼人さんには、とても喜んでもらえました。 理論も大事ですが、こういった信頼の積み重ねがすべての基本にあると思います。 「また、お願いします。」とも仰っていただけたので、またその信頼に応えるべく、励んでいきたいと思います。
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ひと段落 そして これから |
先日、初業務がやっとひと段落しました。
依頼内容は「在留資格の更新」。 いつかの記事でも書きましたが、単純な更新であれば自分でもできてしまうこの申請。 わざわざ専門家に依頼するということは、それなりに問題があるわけで、今回の依頼もそうでした。
依頼人さんは、3年の在留期間の間に2度転職をされており、その度に帰国し、再入国時に住所も変わっていました。
2012年7月より、新しい在留管理制度が始まっており、前回の更新日がその日以降であれば、転職のたびにその届出をしていないと、そもそも更新申請を受け付けてもらえません。 しかし、その辺りは依頼人さんもご存じで、ご自分でその辺りは問い合わせており、結果として、前回の更新日は、制度変更の日の前だったので、届出の必要もなく、その点は問題ありませんでした。 また、前の職場の退職証明書や源泉徴収票なども保管してあり、本人の証明書類は課税・納税の証明書以外はほぼ問題なくそろいました。課税・納税の証明書については、詳細は書けませんが、住所変更もあったためそれぞれの役所に問い合わせて請求。少々問題があったりもしましたが、とりあえず何とかなった…と思います。
そして問題だったのは、雇用先である会社の書類。 会社としての実態があり、依頼人を雇い続けることができることを証明する。 店舗の写真やらメニュー表はもちろん、開業して本当に間もないので決算書なども存在せず、代わりに開業届や事業計画書などを用意することになりました。 相手も忙しい中で、お互いに都合をつけ合い、事業計画書の作成指導などもしたりしながら、やっと一通りそろったのが今月初めでした。
そして、入国管理局へ提出するのですが、実はは、まだ申請取次の資格を持っていません。 これは、この資格を持つ人なら、本人が行かなくても代わりに申請を行うことができるため、本人がイチイチ足を運ばなくても良い、というメリットがあるのですが、入管業務というのが当初の想定外の業務であったこと、そして、この資格を取得するための研修が限られていること、といった理由からまだとれていなかったんです。
ということで、申し訳ない気持ちもありながら、ご本人さんと共に入国管理局へ。 無事提出も終わり、あとは結果待ちという状態ですが、この期間も気が休まりません…。
帰りは、依頼人さんを店舗まで送ったのですが、別れ際に、不慣れな日本語ではありましたが、「ありがとう」という言葉をいただきました。 まだ、結果はしばらく後なのですが、この一言を頂くだけでやる気になります。 少しはこの人の助けになることができたんだな…と実感できたひと時でした。
さて、話は変わり、先日こんなものが届きました。

6月から研修を受けてきていた「コスモス成年後見サポートセンター」の会員証です。 これからは、京都支部、通称「コスモスきょうと」の運営にも携わっていくことになります。
これからは、組織に属することで得ることのできる強みを活かして、少しでもこの成年後見制度を必要としている人々の力になることができれば思っています。 そのためにも鋭意邁進です。
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