塾講師で行政書士の 徒然日記
仕事に関係あることやないこと、趣味の神社巡りやその時その時に感じたこと、思ったことを気ままに綴ってます。業務に関しては、本ブログのリンクから当事務所のホームページをご覧ください。
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ひよこ塾 その3
気候もずいぶんと秋めいてきました。
周囲の木々も徐々に色づき始めて、どんどん秋が深まっていきます。

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さてそんな中、本日は「ひよこ塾」の第4回研修会へ。
今回のお題は「契約書作成」です。


まず、「契約」典型例とする「法律行為」の解釈には以下のような原則ある、ということで提示されました。
 ①法律行為に使用された文字に拘泥しない。
 ②当該行為がなされた当時の諸般の事情を考慮する。
 ③全体としての統一を害しない。
 ④なるべく内容の有効、可能なように解する。

つまり、①についてであれば、契約書のタイトルが「賃貸借契約書」となっていたとしても、内容として、賃料が発生していなかったりすると、それは「使用貸借」として解釈されるべきでしょう。書かれている文言にとらわれすぎるな、ということですね。

そして、②であれば、契約書等に明文で記載されていないことでも、それまでの商慣習などからそういった部分を推測する必要もでてきます。実際に、当事者同士に合意があれば、明文規定だけではなく、慣習も根拠になることは民法や商法にも規定があります。

③や④では、契約書のちょっとした誤字脱字によって、その契約そのものを無効としてしまう、というようなことを避けようということですね。もちろん、そういったミスはないに越したことはないのですが。


続いては、当事者の問題。
ここでもいくつかお話がありましたが、まずは「多角関係の契約」というお話。

例えば債務の保証契約を例にとると、
    契約①  債権者  =  本債務者
    契約②  債権者  =  保証人
といった感じだと、それぞれと別個に契約を結び、二当事者の契約が2つ存在することになります。
これだと、後々、それぞれの契約内容の間で齟齬が生じたり、保証人には知らされていない契約①の内容により、保証人が不利益を受けたりする可能性も出てきます。

そこで、この債権者、本債務者、保証人の三人を当事者とした契約とし、契約書にもこの3人を当事者として登場させ、1つにまとめることで、上述のような不安定さは少しは軽減されるのでは、というものでした。


そして、これも大事な「署名の問題」
これによって、その書類が真正のものであることを証明するわけなので、より確実なものにするべきです。
署名の効力の証明について、民事訴訟法にて、二段の推定というものがあります。
   一段目  作成名義人がその印を押印したという事実の証明。
   二段目  当該印影が作成名義人の持つ印鑑の印影と同じものであることの証明。

一段目を立証することは実際問題難しいので、基本的には二段目によるとのこと。
これは印鑑登録の証明書によってその証明は可能だからです。


その他、様々なことに留意しながら作成していくわけです。


そうして実際の検討事例へ入っていったのですが、ここで大事なのは、依頼者のヒアリングを行い、その希望をしっかりと確認すること。必要に応じて、当事者同士で詳細を詰めてもらう場面も出てくるでしょう。

また、案を依頼者に提示する場合、いきなり正式な形の契約書を提示するのではなく、もう少し大まかな骨子をまず中間報告的に提示する方が、依頼者にとって分かりやすく、希望なども提示してくれやすいとのことでした。


当たり前ですが、相手によって、内容によって記載すべきことは変わるので、臨機応変に対応していかなければならない業務です。
様々な場面でしっかりと対応できるように、これからも日々研鑽ですね。

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プロフィール

伊藤 淳

Author:伊藤 淳
ブログはボチボチ更新中。
趣味は、フットサル、神社巡り、音楽鑑賞(主にHR/HM、アニソンなど)。
現在、行政書士として、京都、奈良を中心に活動中。京都府木津川市の進学ゼミエストという塾で塾講師もやっています。
行政書士業務については、リンクより当事務所のホームページをご覧ください。


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