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塾講師で行政書士の 徒然日記
仕事に関係あることやないこと、趣味の神社巡りやその時その時に感じたこと、思ったことを気ままに綴ってます。業務に関しては、本ブログのリンクから当事務所のホームページをご覧ください。
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成年後見制度「コスモスきょうと」入会前研修 その2
先日、おなじみ?コスモス成年後見サポートセンターの京都支部
「コスモスきょうと」の入会前研修へ参加してきました。

内容は「法定後見の基礎と理解」「任意後見の基礎と実務」について。

内容のタイトルが微妙に違うのは
「法定後見」に関しては、基本的に我々が受けるものではありません
「任意後見」に関しては、我々が受けることができるという違いからで、
そのため、「理解」と「実務」の部分が文言が異なっているんです。


そして、法定後見は受任できない、とはいえ、依頼者の多くは恐らく「後見制度」そのものへの理解が乏しく、「法定」と「任意」の違いになると、余計に分からなくなると思われます。
そのため、相談を受けたとき、まず、本人の状況を確認し、状態によってどちらがふさわしいかを判断する必要があるわけです。
そして、「法定後見」が必要だということになれば、我々では受任できないという理由で放り投げるのではなく、以前の依頼者さんのお話の時のように、解決への道筋を示すことも必要だし、大事だと思っています
そういった理由から、この「法定後見」に関する理解も必要になるんですね。




さて、「法定後見」「任意後見」の違いについては、以前、かなり大雑把に
「法定後見」は本人の判断能力が無くなった後で裁判所への申し立てで開始する
「任意後見」は本人の判断能力がある内に無くなった後のことを契約で決めておく
といった感じで記載しました。

その中でも「任意後見」については、後見を始める際には、結局、裁判所への申し立てが必要になります
またさらに以下の3つのタイプに細分化されます。
 即効型…既に判断能力が低下しているため、契約後すぐに後見を始める。
 将来型…判断能力がある内に内容を契約で決め、判断能力が無くなったらその内容で後見を始める。
 移行型…判断能力がある内から様々な行為の代理を委任し、判断能力がなくなったら後見を始める。


ただ、これらには、それぞれ長所短所があります。例えば、
 即効型…すでに判断能力が低下してきている中での契約になるので、契約そのものが無効になってしまう
      可能性がある。

 将来型…契約から後見開始まで時間差があり、その期間が長くなると、依頼者との関係悪化・疎遠などに
      よって契約が発効できない可能性が出てくる。

 移行型…後見開始前から委任契約により様々な行為の代理がすでにできてしまうので、本人の判断能力
      が低下した後でも、裁判所に後見開始を申し立てずに業務を続けてしまう恐れがある。

といった感じです。


「コスモスきょうと」としては、移行型での契約をすすめているようです。
確かに移行型であれば、後見開始前から自然と本人と接する機会も多くなり、信頼関係も築け、後見の開始へもスムーズに移行していくことができるのでしょうね。
そして、この移行型の後見開始前の委任契約を「生前の事務委任契約」といい、
移行型は、この「生前の事務委任契約」「任意後見契約」を同時に結ぶことになります。
(即効型・将来型は「生前の事務委任契約」はなく、「任意後見契約」のみ)

さらに、移行型では、「生前の事務委任契約」「任意後見契約」に加えて「死後の事務委任契約」もセットで結ぶこともあります。
この「死後の事務委任契約」には、死亡届、債権・債務の整理、その他の身辺整理等を行い、相続人に相続財産を引き渡すまでが含まれます。




こういったことを、依頼人=本人とじっくり話し合い、内容を決めていきます。
そして、話し合った内容は、「コスモスきょうと」とまず事前協議をし、チェックがなされます。
契約後の定期的な書類提出もそうですが、このようにして、しっかりとしたチェック体制もとっています。
そして、もし、依頼を受けたコスモス会員の行政書士が、死亡など何らかの理由で業務を続けられなくなった場合、別の後見人を立てるというフォロー体制もあります。この辺りは、組織に属することの強みですし、依頼人への安心にもつながるのではないかと思います。

そして、判断能力がなくなり、後見が開始された後の本人のライフスタイルの希望についても聞いておきたいですね。
生活習慣から、食べ物の好き嫌い、そして相続や医療、祭祀に関する事柄まで、できうる限り本人の希望に沿えるように努力すべきです。
何度も研修で言われ、ここでも書いてきているように、後見制度は本人の幸せのための制度ですから。

ですので、もしもの時のため、自分らしく、自分の望むような生活を送りたいという希望をお持ちなら、こういった道も検討されてみてはいかがでしょうか。


テーマ:仕事日記 - ジャンル:日記

成年後見制度 「コスモスきょうと」入会前研修 その1
本日は、以前ご紹介した「コスモス成年後見サポートセンター」の京都支部、
  通称「コスモスきょうと」の入会前研修に参加してきました。


コスモスきょうとテキスト

こんな感じの、なかなかボリュームのあるテキストをもとに講習が行われています。


今回は初回なので、「倫理」と「概要」に関して。

この成年後見制度とは、当然ですが後見を受ける本人のための制度であり、その家族など周囲の人間のための制度ではありません。
つまり常に考えるべきは本人にとって何が良いかであり、何が幸せにつながるのか、ということ。
そのためには後見人となる我々も、その本人の人生を背負うくらいの覚悟が必要となること。
様々な心構えを学びました。


以前の記事にも書いたように、この成年後見は行政書士の業務というわけではありません
では、我々行政書士がこの制度に参入する意味は何か。それは社会貢献です。
ただ、ボランティアではありません
しっかりと報酬をいただき、その上で責任を持って最後まで業務を全うするということです。

これから、さらに少子高齢化が進むであろう将来、この制度を必要とする方々は増えていくと思われます。そしてすでに今でも、この制度を利用すべきであろう人が多くいるとされていますが、この制度を利用しないでいます。というよりも、できない、分からないでいるという方が正しいのかもしれません。

そこで、この組織が受け皿となり、少しでも多くの不安を解消できる存在になることができればと思うのです。


さて、制度に関してですが、
まずこの制度は、認知症や精神障碍等により、生活において支障をきたしてしまうような方に対し、その後見人が財産管理や身上監護を行うというものです。


そして成年後見には大きく分けると以下の2種類に分かれます。

法定後見制度…すでに判断能力に問題がある方が対象で、家庭裁判所に申し立てることで開始します。

任意後見制度…まだ判断能力があるうちに、もしもの時に備えて受任者と内容を考えた上で契約します。

我々が普通かかわることになるのは、任意後見になります。
これは、本人に判断能力があるうちに、もしもの時、何をどのようにやってもらうかを、事前に自分で決めておくことができます
もちろん、そんな事態にならないに越したことはないんですけどね。


そして、後見が開始されたら、実際にその方の財産管理や身上監護を行っていくわけですが、ここでもできること、できないこと、など注意点がいくつもあります。
ここをしっかりわきまえていないと、様々なトラブルに巻き込まれかねません。
そしてセンター所属の行政書士には、3ヶ月に1回、報告書等をセンターに提出しなければならない等の義務も課せられています。これは仕組みとしては厳しい方なようです。つまり、そうやって組織としてのチェックも怠っていないということですね。

そういったことに留意しながら、そして何より、何が本人のために良いのかを考えながら、日々の業務を行っていくことになります。


次回からは、実務や詳細な部分について学んでいくことになります。
この成年後見の分野でも、行政書士が少しでも皆さんの選択肢に浮かぶようになり、少しでも多くの人々の幸せに貢献することができるよう、これからも日々精進です。


コスモスきょうと
本日は、コスモス成年後見サポートセンター京都府支部
           「コスモスきょうと」の入会のための事前説明会
に参加してきました。

201406コスモスきょうと


成年後見制度とは、大雑把に言うと
既に判断能力が低下している人に代わって、契約などの法律行為や財産管理などの援助を行う、
または、
判断能力がある人が、将来、自分の判断能力が不十分になったときのために、誰にどういう風な支援を望むかを決めておく、
という制度です。

特に、前者を「法定後見」、後者を「任意後見」と言います。

詳しい説明は、また機会があれば、というところですが、
核家族化が進んでいく中、家族以外の人間が後見人になる機会が増えてきています。
この成年後見業務は、行政書士の専門業務というわけではありませんが、お力になれる部分が多々あります。

実際、近年その選択肢の中に、我々行政書士も含まれてきています。


もちろん、そんな状況にならないに越したことはないですが、もしもの時の備えも必要です。
そんな、もしもの時の保険として、安心して日々の生活を送るためにも、少しご検討してみてはいかがでしょうか。


この「コスモスきょうと」自体は、設立後間もないのですが、少しでも多くの方の助けとなり、安心を得ていただけるよう、私も是非、活動に参加していきたいと思った次第です。



プロフィール

伊藤 淳

Author:伊藤 淳
ブログはボチボチ更新中。
趣味は、フットサル、神社巡り、音楽鑑賞(主にHR/HM、アニソンなど)。
現在、行政書士として、京都、奈良を中心に活動中。京都府木津川市の進学ゼミエストという塾で塾講師もやっています。
行政書士業務については、リンクより当事務所のホームページをご覧ください。


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